4Lap 42.2km
T2

着替え中「日本から?」と、ひとつ開けた隣の椅子の主に声を掛けられる。その男性(60歳台)も日本人で宮城県仙台市から参戦、しかも今回三回目とのこと。(スゴッ!)
すかさず「BIKEコース、ヤバすぎますね」と言うと、「今年もそうですが、過去にはもっと過酷なコースがありましたよ。」と返される。恐るべし(^^ゞ
自分「水温も、ヤバすぎます。二度と泳ぎたくないですよ。」
男性「確かに、今年も冷たいですね!」
自分「だから、二度と入りたくないですし、何としても完走しなきゃと思ってます!」
と言うと、苦笑された。
ただ、そう言ったものの、完走する自信は溶け切っていた。行けるだけ行く、それだけ。
足元をふらつかせ、正に千鳥足でT2を出発。

ランスタート。
T2の出口ではTerumin(妻)が待っていた。
「もう足元がふらつくし、真っ直ぐ歩けない。気持ち悪くて補給出来ないから、今日は完走出来ないかもしれない。」と、自分でも情けなくなる言葉が口に出る。そんな自分の背中をTeruminは応援の声で押す。
歩き歩きその先で黙々とLapを重ねる選手たちに合流。
スイムでケイレンを起こした両ふくらはぎが痛い。数メートル走っては歩くその繰り返しだった。
300mも進まないうちに、真横にTeruminが歩きながら追い付いてきた。
Terumin「おーい、大丈夫?」
自分「何も食べられんし、飲めない。兎に角水だけで被りたい。」
エイドに、被り水なるものは用意されていない。どうしても欲しい場合、飲用水の水を被るしかなかい。
Terumin「水、、、持ってないなぁ」
会話を交わしたその場所は、丁度自分たちが宿泊するモーテルの正面だった。
ルールには違反するが、何とかリセットしたい気分に駆り立てられ、モーテルへと一旦ルートをそれる。それが、自分のレースの終焉だった。
モーテルの浴室、頭だけ冷水を被る。その後、小問題を解決。
見事なあずき色の液体が、白いトイレを染めた。それをTeruminへ言うと「NG」が出た。
つまりドクターストップならぬ「Terumin STOP」が発令された。

残念ながら、三年ぶりのIRONMANにはなれなかった。
渡航前に風邪をひき、旅行中お腹を壊し、前日1時間しか寝ていない、これではDNFは当然だ。
まして、怯むほどの冷水スイムに加えて、日中の気温の上昇による熱中症、、、
悪条件のオールスターだった。
でもこれもIRONMANだし、これこそがIRONMANだ。
宿題を残してしまったが、必ずや来年、ここでもFinisherになる!

次は旅行記や費用等に言及します。。。続く to be continued